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ホテルリニューアル [写真]

久しぶりにスナップの仕事に入ったホテルへここ最近、よくヘルプに入る。
うつを発症した職場に移動する前に働いていた地区の出先ホテルのひとつ。
勝手は分かっているし、仕事復帰に向けて都合のいい場所なのでこのままここのスタッフとしていられればベストなのだがそうもいられない事情がある。
昔はこの地区には4箇所の出先があったが、ホテル閉鎖や式場の写真内製化などでどんどん少なくなり、今やたった1箇所。
その唯一のホテルも老朽化に伴い、来年から全面リニューアルを行う。
工期の半年は我々も一時的に待避、その間はおそらく本社で仕事をする形になる。
工事完了後、そのまま戻れば良いのだが、会社の立場としては新規一転リニューアルオープンする大事な出先のスタッフとして健康不安を抱えた私の様な者を入れて良いのか?と考えるのが普通。
贅沢を言えた立場では無いので、与えられた仕事をきちんとこなし、その上で信頼回復に努めるしか今の自分に出来る唯一の事だろうと思う。




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ミラーレス [写真]

昨日、セイコーエプソンが高性能なEVファインダー用ディスプレイ素子を発表した。

いわゆる一眼レフカメラは大きく分けて2種ある。

従来のミラーボックスと光学ファインダーでフレーミングするタイプ。大きく精密なミラーとプリズムのお陰で明るく見易いファインダー像が得られる。
AF、AE.、撮像センサーがそれぞれ別々のため、性能を追い込み易い反面、工作組み立て精度が要求される事。シャッターを切った後ミラーが上がり、シャッター幕が可動してセンサーに露光されるため、わずかにタイムロスがある事のデメリットもある。大きなミラーが動くため機械的ショックも大きい。

片やミラーレスタイプはレンズ交換可能なコンパクトカメラとも言えるタイプ。従来のミラーボックスとプリズムは無く、背面モニターや電子ファインダーでフレーミングする。
ミラーボックスが無いのでレンズ、ボディ共に設計の自由度が大きく、小型化し易い。
反面、ファインダーの切れ味ではどうしても劣る。電子ファインダーの素子の性能もまだ悪く、見え味も悪い。
像面でAFさせるのでスピード、精度もまだまだ悪い。
撮像素子をずっと可動させるので消費電力の点で苦しい。

だが基本的に電子機器のため、今回のエプソンの素子の様に今後の開発、性能向上のペース次第ではかなりの可能性が期待出来る。
20年前、まだフィルムが主力の時代、こんなに速くデジタルカメラが革命を起こすとは予想外たった。ひょっとしたら数年後、従来の一眼レフとミラーレスの立場が逆転してしまうかもしれない。



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CINEMA EOS [写真]

昨日、久しぶりに婚礼の現場に出たが、ここ最近現場で目に付くものがある。
それはMOVIEのスタッフが撮影機材にCINEMA EOSを使用しているのが多くなってきた事である。

最近は一般用の一眼レフに動画機能が搭載されているのが普通になっている。
当初はおまけ程度の機能だったが、そこにCANONがあるカメラを発売してから状況が変わった。それがEOS-5DmkⅡである。
今までのシネカメラより大きな35mmフルサイズの撮像素子と高感度性能、それに明るいレンズを使用したボケ味の大きな主題が浮かび上がる様な映像。
その新鮮さが話題を呼び、それを新たな映像表現手段のひとつとして業務に使いだすプロが出てきたのだ。

その需要に目を付け、ついにはCANONが業務用にCINEMA EOSのシステムを開発、発売した。
その特徴に今までのカメラのEOSマウントを採用、デジカメ用のEFレンズが使える事である。
高級、高性能のレンズもラインナップにあり、可能性は大きい。だが元々スチル用のレンズの為、動画用にはデメリットもある。特にズームレンズはズーミングするとピントがずれるレンズも多く、今一つ使い勝手は良くない。
今ではそこを改良した動画専用の高級ズームレンズも出している。ただ価格も”業務用”で一桁、二桁上だが。
テレビドラマやCMなどでも明らかに「CINEMA EOS」っぽい映像が目につくようになった。

撮影現場の話に戻ろう。MOVIEのスタッフがCINEMA EOSを使用しだしているのがなぜ気になるのか?
それは我々スチルカメラマン、特にスナップの分野の仕事をMOVIEのカメラマンに奪われてしまわないか?という危機感がある。
今はフルHDは当たり前、4Kも一般的になってきつつあるし、いずれ8Kへと進むのは時間の問題だろう。
つまりMOVIEの映像データからスナップのスチル(静止画)データを切り出しすればスナップデータの出来上がり、というわけだ。

もちろん今はそれぞれの得意分野や積み重ねてきたノウハウがあり、棲み分けは出来ているが将来はどうなるか分からない。
現にMOVIE出身のスチルカメラマンもいるし、その反対ももちろんいる。ただ数年後、その垣根は確実に低くなっていくのは明白。
混沌としているこの業界。将来、はたして私の仕事はあるのだろうか?漠然とした不安が頭をよぎる・・・












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デジタル化のコスト [写真]

写真がデジタル化された事によってよく言われるのが
「フィルム代がかからなくなったので楽になったでしょう」という言葉。

確かに毎回フィルム代と現像代がかかってそのコストはかなりのものだった。
4×5フィルムがメインの時代などは現像代も入れると1コマ数百円もかかっていたし、それがブローニーになり、サブカメラが35㎜になってからはかなり下がったが、それでもランニングコストは相当掛かっていた。

そのコストは無くなったが、デジタル環境にするために不可欠な投資がある。それはカメラ機材の購入代、通信環境とPC関係機材のパワーUPである。
当初は1眼デジカメは結構高かったし、レンズにしてもデジタル対応の新型に新調しなくてはいけない。膨大なデータを保管するためのストレージ、データ処理、加工するための高性能なPCと高品質なモニター。店内LAN環境の整備、ラボとやりとりするための高速通信環境。

今までフィルム、現像代にかかっていた費用はデジタル移行の費用に全て消え、まだ資金が不足する位。
その後もデジカメの性能が上がるにつれ、扱うデータサイズも増え、それに合わせて定期的にPCのバージョンUPも必要。
その初期投資をpayするためには相当な売り上げが必要だが、ただでさえ写真が冬の時代。良くてトントン、下手すればいつまでたっても赤字という状態。
ごく一部の大手だけが勝ち組に残っている状態。そのわずかな企業でさえ、市場環境の変化に必死でついてっている程度。

いつまで続くこの過渡期。先行きの不透明感。

その意味では私自身の精神状態と被る部分もあって複雑な気分・・・


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デジタル化 [写真]

写真業界にとって、ここ10数年で一番の革命。それはデジタル化だろう。

以前は一般家庭でコンパクトカメラやレンズ付きフィルムで写真を撮れば町の写真屋で現像、サービス判プリントをするのが普通、気に入ったコマがあれば少し大きなサイズに引き伸ばして額などに入れて部屋に飾る。
趣味で写真をしている人はポジフィルムで撮影、高級プリントで引き伸ばしたりしてコンテストに応募したり。
町の写真屋にとってはDPサービスは店の大事な売り上げだった。
あと年末の年賀状の需要も大きかった。

それがこの10年ですっかり様変わりしてしまった。カメラのデジタル化である。
コンパクトデジタルカメラが一般化し、写真をカメラやパソコンのモニターで見るようになり、プリントするのも家のプリンターで手軽に出来るようになると用品が必要になったり、機材を買いに行くなどの場合以外写真屋に行かなくなる。

前回書いた子供写真館の台頭により撮影件数が減った影響もあり、記念撮影だけでは成り立たず、DPは店の重要な売り上げだった。ダブルパンチで経営が成り立たなくなり、閉店に追い込まれる店も急増。
学校アルバムなど、スクール関係で何とか生き残っているありさま。

その子供写真館にしても当初はメインはフィルムカメラ、それに連動させた業務用デジカメでプレゼンしていたが、一眼デジカメの画質、性能が上がり、すぐにそれにとって代わった。コスト削減と作業の簡単さが主な原因、店舗拡大に拍車をかけた。
その流れは老舗の写真館にもすぐに広がり、今ではすべての写真館がデジタル化されている。子供写真館の場合と違い、デジタルならではの修整や加工の自由さによる表現の可能性が原因ではあったが。








子供写真館 [写真]

子供写真館という業種が出来たのはおよそ20年前。世間一般に認知されたのはここ10数年位だろうか?

今までの写真館のイメージを壊し、入りやすい店構え、明るい店内に女性スタッフ。
フロアにたくさんの撮影衣装が並び、しかも衣装代、着付け・ヘアメークは無料。
格安の撮影料と、撮影後に写真を選べ、気に入った写真だけを注文という明朗会計。

自分が撮られるのは苦手だが、子供の写真を撮るのは大好きなママさんと綺麗なドレスにヘアセットでお姫様気分の子供。遊園地やテーマパークで変身写真を楽しんでいる気分。
ママ友で評判になり大ヒット。七五三や入園、入学の写真をここで撮る家族が増えた。
チェーン店展開という方法も今までの写真館ではあまりなく、今では各地の大型ショッピングセンターには必ずと言っていいほど入店している。なんと最大手は上場企業にもなった。


最初は馬鹿にしていた既存の写真館もお客さんがそちらに流れて仕事が激減、危機感を感じ同様のやり方を真似る所も増えてきた。店舗の改装と撮影衣装完備である。
だがそれにはかなりのお金がかかる。個人経営の町の写真館にはかなりの負担。逆に衣装を自前で調達出来る貸衣装店が店に写真室をオープンさせるという異業種参入型も増えてきた。

町の写真館に逆風が吹く中、それに追い打ちをかける事態が。
それがデジタルカメラの台頭である。



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時代 [写真]

今日、写真室の経営は厳しい。

欧米人は別として、日本人にとって写真館、写真室と言えばやや敷居が高いイメージがある。

人生の大きな節目にきちんと正装をして撮影してもらう。その大切さは分かってはいても撮られるという行為に慣れていないため、どうしても自然な表情が出ず緊張した写真になりがち。結果、写真を見るのは仕上がった時の数回程度、あとは引出などにしまい込んでほとんど見ることはない。成人式の写真がその最たるものだろう。

だが結婚し家庭を持ち、子供が生まれると写真に対する感覚が変わる。自分は撮られたくないが、わが子の写真は出来るだけ撮りたい残しておきたいというのが親心。
いつも手元にカメラを置き、ふとした瞬間の子供の表情を残す。子供の成長は早い。自分の服を我慢しても子供には可愛い洋服を着せてあげてその時にしか撮れない子供の姿を残しておきたい。

そんな親、特に母親の気持ちを上手く捉え、新しい写真ジャンルを創造、急成長した業種。
それが子供写真館である。





タグ:写真
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証明写真 [写真]

写真館での大きな、かつ重要な仕事のひとつ。
それは証明写真である。

最近は街角や駅にセルフの証明BOXが結構あり、バイトやパートの履歴書の写真程度ならその写真で撮る人も多いが、もっと気合の入ったいわゆる勝負写真となると写真館できちんと撮影するのが当然。
会社経営者や幹部のプロフィール写真、営業の名刺に入れる写真、長年持つ事になるパスポートや免許証の写真など。
モデルやCA、アナウンサー応募のプロフィール写真。

それと大学生の就活用の写真。就活写真、就活メークという言葉が一般的になった今、美容室で希望職種向きのヘアメークをし、写真室できちんと撮ってもらうのが当たり前になっている。
就活シーズンにもなると毎日凄い人数の写真を撮影する。
それと提携している大学の就活イベントではキャンパスに出張し、校内でプロの美容師にヘア・メークしてもらい、スタジオで撮るのと遜色ない写真が撮れるサービスを行う。
大学にとっても就職率を上げ大学の評判を良くし、来季新入生を獲得するためにも写真は重要視している。
ピークになるとほとんど毎週どこかの大学に出張撮影という状態になる。

会社にとって非常に重要な証明写真を管轄担当しているのが私がいたそこの写真室である。
しかし、ある日起こったその証明写真でのある事件が私を追い詰める事になる。
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タグ:写真 うつ
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