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CINEMA EOS [写真]

昨日、久しぶりに婚礼の現場に出たが、ここ最近現場で目に付くものがある。
それはMOVIEのスタッフが撮影機材にCINEMA EOSを使用しているのが多くなってきた事である。

最近は一般用の一眼レフに動画機能が搭載されているのが普通になっている。
当初はおまけ程度の機能だったが、そこにCANONがあるカメラを発売してから状況が変わった。それがEOS-5DmkⅡである。
今までのシネカメラより大きな35mmフルサイズの撮像素子と高感度性能、それに明るいレンズを使用したボケ味の大きな主題が浮かび上がる様な映像。
その新鮮さが話題を呼び、それを新たな映像表現手段のひとつとして業務に使いだすプロが出てきたのだ。

その需要に目を付け、ついにはCANONが業務用にCINEMA EOSのシステムを開発、発売した。
その特徴に今までのカメラのEOSマウントを採用、デジカメ用のEFレンズが使える事である。
高級、高性能のレンズもラインナップにあり、可能性は大きい。だが元々スチル用のレンズの為、動画用にはデメリットもある。特にズームレンズはズーミングするとピントがずれるレンズも多く、今一つ使い勝手は良くない。
今ではそこを改良した動画専用の高級ズームレンズも出している。ただ価格も”業務用”で一桁、二桁上だが。
テレビドラマやCMなどでも明らかに「CINEMA EOS」っぽい映像が目につくようになった。

撮影現場の話に戻ろう。MOVIEのスタッフがCINEMA EOSを使用しだしているのがなぜ気になるのか?
それは我々スチルカメラマン、特にスナップの分野の仕事をMOVIEのカメラマンに奪われてしまわないか?という危機感がある。
今はフルHDは当たり前、4Kも一般的になってきつつあるし、いずれ8Kへと進むのは時間の問題だろう。
つまりMOVIEの映像データからスナップのスチル(静止画)データを切り出しすればスナップデータの出来上がり、というわけだ。

もちろん今はそれぞれの得意分野や積み重ねてきたノウハウがあり、棲み分けは出来ているが将来はどうなるか分からない。
現にMOVIE出身のスチルカメラマンもいるし、その反対ももちろんいる。ただ数年後、その垣根は確実に低くなっていくのは明白。
混沌としているこの業界。将来、はたして私の仕事はあるのだろうか?漠然とした不安が頭をよぎる・・・












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