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デジタル化のコスト [写真]

写真がデジタル化された事によってよく言われるのが
「フィルム代がかからなくなったので楽になったでしょう」という言葉。

確かに毎回フィルム代と現像代がかかってそのコストはかなりのものだった。
4×5フィルムがメインの時代などは現像代も入れると1コマ数百円もかかっていたし、それがブローニーになり、サブカメラが35㎜になってからはかなり下がったが、それでもランニングコストは相当掛かっていた。

そのコストは無くなったが、デジタル環境にするために不可欠な投資がある。それはカメラ機材の購入代、通信環境とPC関係機材のパワーUPである。
当初は1眼デジカメは結構高かったし、レンズにしてもデジタル対応の新型に新調しなくてはいけない。膨大なデータを保管するためのストレージ、データ処理、加工するための高性能なPCと高品質なモニター。店内LAN環境の整備、ラボとやりとりするための高速通信環境。

今までフィルム、現像代にかかっていた費用はデジタル移行の費用に全て消え、まだ資金が不足する位。
その後もデジカメの性能が上がるにつれ、扱うデータサイズも増え、それに合わせて定期的にPCのバージョンUPも必要。
その初期投資をpayするためには相当な売り上げが必要だが、ただでさえ写真が冬の時代。良くてトントン、下手すればいつまでたっても赤字という状態。
ごく一部の大手だけが勝ち組に残っている状態。そのわずかな企業でさえ、市場環境の変化に必死でついてっている程度。

いつまで続くこの過渡期。先行きの不透明感。

その意味では私自身の精神状態と被る部分もあって複雑な気分・・・


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